一般社団法人 日本甲冑武具研究保存会

The Association for the Research and Preservation of Japanese Helmets and Armor

甲冑武具審査規定および認定基準

(一社)日本甲冑武具研究保存会 甲冑武具審査規定および認定基準

審査対象品
平安時代~現代までの間に我が国で製作された甲冑および武具。ただし以下は審査対象とはしない。
〇上代の甲冑・武具
〇刀剣・刀剣外装・小道具等、日本刀剣保存協会で審査を行っているもの
〇銃砲類
〇現代製の甲冑・武具で著しく作域の劣るもの
〇外国製の甲冑・武具。ただしわが国で改変、改修されたものは審査対象とする。

時代区分
当会審査は時代区分を以下のとおりとする。
平安時代 平氏滅亡の寿永頃(12世紀末)まで
鎌倉時代 北条氏滅亡の元弘頃(14世紀前半)まで 前期・中期・後期と区分する
南北朝時代 南北朝合一の明徳頃(14世紀末)まで
室町時代 室町幕府が滅亡した天正元年(16世紀後半)まで 前期・中期・後期・末期と区分する
安土桃山時代 天正~慶長末(17世紀初頭)まで
江戸時代 大政奉還(19世紀後半)まで 初期・前期・中期・後期・末期と区分する

審査認定基準
「重要文化資料」

〇南北朝時代以前の兜・鉢で大きな改変のないもの
〇室町時代の覆輪付き兜・鉢で金物がほぼ健全なもの
〇安土桃山時代以前の在銘で作域の優れたもの
〇江戸期の兜でも製作年代、作者等が明らかで、作域の特に優れたもの
大鎧・腹巻・胴丸など
〇室町時代以前の製作で小札・威糸・金具廻が健全なもの
〇安土桃山時代の製作で金物を含む総体がほぼ健全なもの
〇江戸時代の製作であるが大名家伝来品、またはそれに準ずる復古調の一作揃ったもの

〇室町時代以前の製作で小札・威糸がほぼ健全なもの
〇安土桃山時代以前の製作で、小札・威糸・金物がほぼ健全なもの
具足
〇安土桃山時代の製作で威糸・金物がほぼ健全かつ作域が優れたもの
〇江戸初期以前の製作で作域優れ、部品がある程度揃ったもの
〇大名家伝来品、またそれに準ずる作域の、一具揃いの健全なもの
小具足
〇安土桃山時代以前の製作で作域、保存状態ともに優れ、資料として貴重な面具
〇室町時代以前の製作で保存状態の良好な籠手・臑当・佩楯等の小具足
〇江戸時代の製作でも特に作域が優れ、製作年代、製作者等の明らかな歴史資料として貴重なもの
馬具
〇鞍・鐙揃いで作域の優れたもの
〇鞍・鐙単品でも室町時代以前の製作で作域の優れたもの
〇蒔絵・螺鈿等、加飾の特に優れた桃山時代の鞍

その他の武具
〇製作年代、製作者等が確実な歴史資料として重要、かつ作域が特に優れたもの

「甲種特別貴重資料」
〇「重要文化資料」に準ずる価値のあるもの

「特別貴重資料」
〇「甲種特別貴重資料」に準ずる価値のあるもの

「貴重資料」
〇「甲種特別貴重資料」に準ずる価値のあるもの
〇近・現代の製作でも特に作域の優れたもの

「保存資料」
〇以上のランクに達しない、江戸時代に製作されたもの
〇近・現代の製作でも作域の優れたもの