一般社団法人 日本甲冑武具研究保存会

The Association for the Research and Preservation of Japanese Helmets and Armor

近畿支部平成29年9月研究例会のご報告

9月24日(日)、エル大阪会議室にて21名の参加のもと、馬具をテーマに研究例会を開催しました。
「藤本鞍斎先生馬具関係蔵書一覧の中から ―『鞍鐙新書』を読み解く―」と題し、近畿支部幹事・永瀬康博氏が講演されました。
『鞍鐙新書』を著した栗原信充が規矩を重要視していたことに注目し、その精神を受け継いだ藤本氏が真摯に採寸されていた姿から、栗原が言う作鞍・作鐙か非門鞍かどうかを検証されていたのではないかと永瀬氏は推測しています。
鞍製作の正統とされる伊勢正嫡による作鞍について、水干鞍と軍陣鞍との識別を規矩によって行おうとした栗原の試みを、今後の研究で実証していきたいとの意欲も示されました。
参加者からは、馬具に関する書籍が少ない中で系統立てて研究する上で、花押や年記の入った鞍を収集するのも一つの手段ではないか、という意見もありました。
会場には馬具を中心とした品々が出品されました。

<次回活動のお知らせ>
日時:平成29年10月15日(日)
内容:持ち寄り研究例会
場所:エル大阪(大阪府立労働センター)
大阪市中央区北浜東3-14
京阪電鉄・地下鉄谷町線「天満橋」より徒歩5分
参加費:千円