一般社団法人 日本甲冑武具研究保存会

The Association for the Research and Preservation of Japanese Helmets and Armor

平成28年4月度本部月例研究会のご報告

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4月23日(土)午後3時から水稲荷マンションの参集室で「早乙女派の兜について」というテーマで本部月例研究会が行われ28人の参加がありました。当日は講師の当会副会長、松本国彦氏と会員が持参された早乙女家忠・家貞・家親・家次・家春等の兜と兜鉢、合計12頭と早乙女家貞の鐔一枚が会場に展示されました。

長年早乙女派の兜を研究されてきた、当会参与の折笠輝雄氏が会誌「甲冑武具研究」に発表された論文で使用した図を抜粋した資料をもとに、松本氏から早乙女派の出自や兜の特徴について、解説がありました。そのうえでプロジェクターを使って家忠・家貞・家親・家次・家春・家久・家直・守家・家守の兜と銘の紹介をあり、筋兜・星兜のいずれの兜も製作者を問わず構成技術にすぐれ、端正なスタイルであることが分りました。休憩をはさんで展示された兜を参加者で手に取って鑑賞し、写真を銘々撮り松本氏が解説された早乙女派の兜は後ろから矧ぐことや、早乙女鋲の有無を確認した後、質問と自由討議に移りました。

質問と自由討議では、「家忠在銘」高さ40センチ余の錐形兜鉢の留鋲の打つ方法や鉄錆地の作り方、鉄錆地兜の手入れの仕方について等様々な質問や意見が参加者から出されました。

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