一般社団法人 日本甲冑武具研究保存会

The Association for the Research and Preservation of Japanese Helmets and Armor

近畿支部6月度月例研究会報告

6月14日(日)、京都文化博物館で開催中の「徳川家康没後400年記念 大関ヶ原展」の見学会を行いました。参加者は初参加の方を含め17名でした。
東京展では混雑ぶりが話題となっていましたが、最近の刀剣ブームも手伝ってか京都展においても多くの観覧者が来館されている中での見学となったため、会員各々が興味のある展示品を思い思いに観察する形をとりました。それぞれ有意義な時間を過ごせたようです。
京都展においても多数の甲冑が出展されておりますが、伝脇坂安治所用・縹糸威布袋菖蒲蒔絵仏胴は一般の方にもひときわインパクトを与えていました。後胴に描かれた菖蒲の蒔絵は伸びやかな筆致で描かれており、桃山文化の雰囲気が横溢しています。この特別展では360度から見回せるケースでの展示となっており、後胴を初めて見たという会員も多く新たな知見を得られた様子でした。また伝藤堂高虎所用・黒漆塗唐冠形兜は長大な纓(えい)の後立で有名ですが、実見した時の存在感は圧倒的なものがありました。
東京展を観覧された方も、また新しい発見ができる展示であると思います。是非京都へお立ち寄り下さい。
合戦に焦点を当てた展示とはいえ、ひとつの歴史的事象をテーマにした特別展でこれだけ多くの甲冑武具が展示されるということは、日本の歴史を考察する上では甲冑武具は重要な存在であると再認識できる見学会となりました。

次回の活動は6月28日(日)、エル大阪において午後1時から持ち寄り研究例会(珍品・迷品 等々)を実施します。初めてのご参加も大歓迎ですので、こぞってご来会ください。