一般社団法人 日本甲冑武具研究保存会

The Association for the Research and Preservation of Japanese Helmets and Armor

6月度本部月例研究会のご報告

 当日は研究例会終了後に定期総会が開催されるため、会場は駐車場のある水稲荷神社の社務所で「喉輪(のどわ)の持ち寄り鑑賞と各時代の特徴」をテーマに、本部・近畿支部・東海支部の会員30人が集まりました。
 喉輪は小具足といわれる防具の一種で鎌倉時代末期から用いられたとされ、月形(つきがた)・蝙蝠付(こうもりづけ)・下げ(さげ)から構成されています。月形や下げのみの残欠を含め、会員から20点以上が持ち寄られました。持参した人から製作された時代や見所などをお話しいただき、その後竹村雅夫氏と西岡文夫氏から改めて各時代の特徴を伺いました。
 次に会員がモデルになり喉輪を着用し、その感触を述べてもらったり、甲冑師の方からは「月形は形は単純だが、反りや捻り返しがあるため製作がむずかしい」といった発言もありました。また、「細川澄元画像」が胴丸の内側に喉輪を着用している理由や喉輪の首と喉に対する防禦効果等、参加者による活発な意見交換が行われ大変有意義な研究例会となりました。