一般社団法人 日本甲冑武具研究保存会

The Association for the Research and Preservation of Japanese Helmets and Armor

日本甲冑武具研究保存会

新年のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。
皆様にはご健勝にて初春をお迎えになったこととお慶び申し上げます。
さて、昨年は日本を訪れる外国人観光客数が二千万人を突破し、政府は四年後のオリンピック開催年までにさらに倍増を目指し様々な対策・キャンペーンを考えているようです。多くの外国の方々が日本の風土・文化・食べ物・人々等に接し、それらの素晴らしさに魅かれ感動し、以降何回も日本を訪れる人々も増えていると聞きます。一例ですが、今や柔道・空手・剣道等の現代武道は国際的になり、日本を訪れる愛好者は数え切れません。さらに、最近はその原点である古武道の世界にも、多くの外国人が入門し、日本古来の武道の型を稽古しています。
我が甲冑会も、ここ数年で約五十名近くの海外愛好家が入会しました。彼らは独自に年一乃至二回、ヨーロッパで会合を持ち勉強をしています。反面日本では、社会全体的に関心も薄く低調に感ぜられるのは当方の偏った見方でしょうか。しかし、過去にも日本では評価が薄い作品・人物が海外で大きく取り上げられ逆輸入され、再評価されたケースは多々あります。いつかはこのことが我が甲冑・武具の世界にも起こることを期待しています。
過去何百年に亘り、大事に受け継がれてきた武家文化の表道具である甲冑・武具は世界に誇れる日本の文化遺産です。当会は、発足以来その保存・研究に努めてまいりました。今後も、種々の活動を通じて尚一層の努力をしてまいりたいと思います。皆様のご理解、ご協力をお願い申し上げます。

 

一般社団法人日本甲冑武具研究保存会

会長 永田仁志